銀の弾丸

プログラミングに関して、いろいろ書き残していければと思っております。

npmパッケージのダウンロード数をアカウント別に一括取得

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Nervously Peeking Much Because I Love NPM

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自分で公開しているパッケージのダウンロード数をまとめて取得したかったので、 npmのユーザーアカウントを指定して、そのアカウントが公開している全パッケージの直近ダウンロード数(前日・前週・前月)を表示するnpmパッケージを公開しました(ちょっとややこしいですね)。

目次

概要

npm-dlc というコマンドラインのツールです。npmユーザーの名前を指定して実行するとそのユーザーが公開しているパッケージの直近のダウンロード数を表示します。

npmではダウンロード数を取得するAPIはありますが、それ以外の情報を取得するのはありませんので、指定されたユーザーページをスクレイピングして、公開されているパッケージのリストを取得しています。

www.npmjs.com

インストール

npmでグローバルにインストールしてください。

$ npm install -g npm-dlc

使い方

グローバルインストールすると、‘npm-dlc‘ というコマンドが使えるようになります。 npmのユーザー名を指定すれば、そのユーザーが公開しているパッケージのダウンロード数を表形式で表示します。

$ npm-dlc <user-name>[ <user-name> ... ]

出力サンプル

以下は実際の出力結果(vzg03566は私です)。 各パッケージの最新バージョンと公開された大まかな時期も一緒に表示します。

$ npm-dlc vzg03566
 
Download count of public package published by vzg03566.
(https://www.npmjs.com/~vzg03566)
 
-------------------- ------- ------------ ----- ------ -------
NAME                 VERSION PUBLISHED    DAILY WEEKLY MONTHLY
-------------------- ------- ------------ ----- ------ -------
hash-arg             0.3.3   a year ago       0     17      65
list-it              0.4.1   2 years ago     17    101     324
aws-node-util        0.9.9   7 months ago     0     42     168
mz700-js             1.0.6   13 days ago      0    224    1042
yea-stringify        1.0.1   2 years ago      2      5       9
minty-mocha          1.0.0   2 years ago      0      3       6
fractional-timer     1.0.2   2 years ago      0      4      19
transworker          1.2.1   a month ago     12     19     103
b-box                0.1.2   9 months ago     0      7      23
dock-n-liquid        0.5.3   9 months ago     0     15      50
fullscrn             1.3.1   2 years ago      0      9      40
svg-z-order          1.2.1   2 years ago      2     16      55
parse-int-array      0.9.0   2 years ago      0      3       8
rough-name           1.0.0   2 years ago      1      3      15
exl                  0.1.0   8 months ago     1      2       5
local-lambda-invoker 1.0.0   7 months ago     0      1       4
lex-bnf              0.2.0   7 months ago     0      7      16
gdrive-fs            1.1.2   3 months ago     0      5      17
-------------------- ------- ------------ ----- ------ -------
This list was created at 2019-2-9 12:40:34
 

あとがき

このプログラム、実は数年前にPHPで書いていたので今回Node.jsへ移植した感じです。 驚いたのはその速度。一瞬で終了するではありませんか。PHPは非同期処理が書けない(?)からでしょうかね。あー驚いた。

コンソールへの出力は、list-it を使用してます。

takamints.hatenablog.jp

Gitbookのライブ・リロードがWindowsで異常終了する問題を(とりあえず)回避する

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photo credit: tgrauros Helsingin yliopiston kirjasto / Biblioteca de la Universitat de Hèlsinki via photopin (license)

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マークダウンで複数ページからなるドキュメントを綺麗に書けるGitbookですけれど、仕事では先日初めて使うことになりまして「Windowsではライブ・リロードが正しく動かない」ってことを思い出しましたので、とりあえずの回避方法をさらっと書いておきます。

目次

Gitbook?

GitbookはMarkdownで書いた文書を電子文書的にキレイにまとめてくれるツールです。

章立てされた一連の文書を相互にリンクを貼って並べてくれるので便利です。

Markdownを書いて、gitbook build でHTMLを出力します。

また、gitbook serve で、ローカルWEBサーバーを起動するので、ブラウザで出力された文書を確認できます( http://localhost:4000/ )。

Gitbookのライブ・リロード?

Gitbookのライブ・リロード(live reload)は、出力したドキュメントを gitbook serve で確認している時、ソースファイル(Markdown)の更新を監視し、自動的にビルドし、ページをリロードしてくれる標準のプラグインです。

Windowsでは上手く動かない

めっちゃ便利な機能ですけど、残念ながらWindowsでは正しく動いてくれません。 ソースファイルを更新するとローカルWEBサーバーが異常終了してしまうのです。

PS C:\Users\Takami\rd\gitbook-on-win> gitbook serve
Live reload server started on port: 35729
Press CTRL+C to quit ...

info: 8 plugins are installed
info: 7 explicitly listed
info: loading plugin "livereload"... OK
(中略)
info: loading plugin "theme-default"... OK
info: found 1 pages
info: found 3 asset files
info: >> generation finished with success in 1.0s !

Starting server ...
Serving book on http://localhost:4000 #このあとソースファイルを再保存すると・・・
Restart after change in file README.md

Stopping server #停止した
events.js:167
      throw er; // Unhandled 'error' event
      ^

Error: EPERM: operation not permitted, watch
    at FSEvent.FSWatcher._handle.onchange (internal/fs/watchers.js:123:28)
Emitted 'error' event at:
    at FSWatcher._handleError (C:\Users\Takami\.gitbook\versions\3.2.3\node_modules\chokidar\index.js:236:10)
    (中略)
    at FSReqWrap.oncomplete (fs.js:141:20)

とりあえずの回避方法

この挙動、GitHubでIssueが上がっていますが完全放置状態。しかしIssueのコメントにとりあえずの対処法が書かれていました。

git serve でWEBサーバーが起動したあと、出力フォルダ(デフォルトで _book)を一度消せば、その後正常動作する」というものです。

実際にやってみると確かに解決。 _bookディレクトリは、消した直後にビルドされてすぐに復活。 ファイルを何度更新しても自動ビルドが正しく行われ、元気に動き続けてました。

しかし、この操作もちょっと面倒。 コンソールから gitbook serveした後は、同じコンソールが使えませんから別コンソールを起動して(またはエクスプローラでフォルダを開いて)_bookを消すことになりますからね。

そこで作業開始時にコンソールでgitbook serveしておいて、別コンソールを立ち上げて rm -r _book。そのままファイルを編集しはじめれば、それほど手間には感じません。

npm scripts でチョットだけ楽をする

ちなみにワタシは npm scriptsからgitbookを叩いていますので、以下のように設定しています。

  ・・・
  "scripts": {
    "serve": "gitbook serve",
    "open": "rm -rf _book && opn http://localhost:4000",
  },
  ・・・

npm run serve の後、別コンソールで、npm run open としてページを開きます。 (※ npm内の opnコマンドは npm install --save-dev opn-cli で使用できるようにしています)

gitbook serve --openでWEBサーバー起動後にドキュメントを開けますが、これをするとファイルを更新する度にタブが追加されて最新ページが表示されてタブだらけになるのです。

リンク

github.com

toolchain.gitbook.com

JavaScriptで可変長引数を扱うモダンな書き方

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photo credit: wuestenigel Domino effect via photopin (license)

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JavaScript 可変長引数」でググると「arguments」のことばっかり出てきますけど「今やJavaScriptの可変長引数は arguments を使わなくてもスッキリかけますからねっ!」ってことを書いてる記事です。

JavaScriptには、歴史的に妙な仕様が残されていて、かつ互換性を保っていますよね。 それはそれで大変ありがたいことなのですが、一方新たな構文や概念もガンガン導入されており、古くからJavaScriptを使っている人が最近のコードを見ると「なんじゃ?この書き方は?」となったりします。

とはいえ少なくとも便利な方向へ進んでいるのは確かですから、できれば新しい記法や概念を覚えていきたいものですな。

ということで、ここではES2015(ES6)以降のJavaScriptで便利になった、そんな機能のひとつ「可変長引数」について書いておきます。

そう、知ってる人は知っている、かの無理矢理感満載の関数内の arguments オブジェクトですけど、今や別の方法でスッキリ書けるんですよ。

目次

可変長引数を扱う古い方法:arguments を使用する

まずは古い方法から。arguments はよく知ってるよって人は、このセクションは読み飛ばしてもらって結構ですよ。

JavaScriptの関数内では arguments というオブジェクトが、実行時に指定されたパラメータをすべて保持しています。

arguments は配列(Array)のように扱えるArgumentクラスのオブジェクトです。

引数以外にも呼び出し元や呼び出されている関数自体なども保持しています(ただし”use strict”; なstrictモードでは使えないものがあります。)

argumentsの使い方

引数に関しての使い方は、ほぼ配列です。

以下の関数fooは、受け取った引数をコンソールへ出力するだけの関数です。

function foo() {
    console.log("引数の数=" + arguments.length);
    for(let i = 0; i < arguments.length; i++) {
        console.log("[" + i + "]=" + arguments[i]);
    }
}
foo("A");
    // 引数の数=1
    // [0]=A
foo(1,2,3);
    // 引数の数=3
    // [0]=1
    // [1]=2
    // [2]=3

argumentsは明示的な引数宣言と無関係

関数に明示的な引数リストが宣言されていても、 arguments はそれら全てを含んでいます。

function foo(param0) {
    console.log("引数の数=" + arguments.length);
    for(let i = 0; i < arguments.length; i++) {
        console.log("[" + i + "]=" + arguments[i]);
    }
    console.log("param0=" + param0);
}
foo("A");
    // 引数の数=1
    // [0]=A
    // param0=A
foo(1,2,3);
    // 引数の数=3
    // [0]=1
    // [1]=2
    // [2]=3
    // param0=1

argumentsは配列ほど便利ではない

argumentsは配列っぽく使えますが、Arrayクラスの多くのメソッドが使えません。

これでは不便なので、以下のように一旦配列に変換するのが定石的なコードです。

function foo() {
    const vargs = Array.from(arguments);
    console.log("引数の数=" + vargs.length);
    vargs.forEach( function(item, index) {
        console.log("[" + index + "]=" + item);
    });
}

明示的な引数宣言がある場合は、途中からだけ変換したり。

function foo(bar,baz) {
    const vargs = Array.from(arguments).slice(2);
    console.log("引数の数=" + vargs.length);
    vargs.forEach( function(item, index) {
        console.log("[" + index + "]=" + item);
    });
}

arguments はアロー関数で使えない

アロー関数の中では arguments を使用できません。

つまり、アロー関数で可変長引数を受け取るには新しい方法でなければなりません。

argumentsの問題点まとめ

ここまで長々と書いてきましたが、argumentsの問題点は、アロー関数で使えないという致命的な点に加えて、可読性や保守性を損なっている点です。

上に書いたように歴史的に定石コードが使われてきましたが、それでも「単純だが見つけにくいバグ」が入る隙間ができています(これが一番の困り者)。

こういったコードの隙間はできる限りふさいでおくほうが安全です。

そういう意味でも、新しい方法が推奨されます。

可変長引数を扱う新しい方法:レストパラメータの使用

最新のJavaScript(ES6以降)では可変長引数をレストパラメータ(rest parameters)で宣言します。

レストパラメータとは、関数の最後の引数が ...args という形式(ドット3つに変数名)になっているものです (レスト = rest =「残り」ですので、「残りのパラメータ」というような意味でしょう)。

const foo = (param0, ...args) => {
    console.log("可変長引数の数=" + args.length);
    args.forEach( function(item, index) {
        console.log("[" + index + "]=" + item);
    });
    console.log("param0=" + param0);
};
foo("A");
    // 可変長引数の数=0
    // param0=A
foo(1,2,3);
    // 可変長引数の数=2
    // [0]=2
    // [1]=3
    // param0=1

ここでargsは単なるパラメータの名前ですから別の名前(例えば ...list )でも構いません。

レストパラメータは配列(Arrayオブジェクト)であり、この位置以降に指定された引数の値をすべて保持しています。

名前付きの可変長引数:スプレッド構文と組み合わせて

名前付きの可変長引数を使用できます。レストパラメータは配列ですが「スプレッド構文」との合わせ技で可能になります。

以下の例の第二引数が名前付きの可変長引数(...[va0,va1,va2]の部分)です。つまりこれ全体がレストパラメータで、[va0,va1,va2] の部分がスプレッド構文なんですね。

const foo = (param0, ...[va0,va1,va2]) => {
    va0=va0||0;
    va1=va1||0;
    va2=va2||0;
    const result = va0+va1+va2;
    console.log(`${param0}=${va0}+${va1}+${va2}=${result}`);
    return result;
};
foo("A", 1,2,3);
    // A=1+2+3=6
foo("A", 1,2);
    // A=1+2+0=3

指定しなかったところはundefinedになるようですね。

スプレッド構文というのは配列やオブジェクトを個々の要素に分解する構文なんですが、上の部分を見ると何となく理解できますでしょうか。

スプレッド構文の詳細は以下を参照してください。

ちょっとややこしいですけど、名前付きの可変長引数の最後の変数をレストパラメータにできます。

以下の例では、va2がそのように指定されています。この場合、fooに引数を与えなくても、va2は必ず配列になります。

const foo = (param0, ...[va0,va1,...va2]) => {

まとめ

  • argumentsは配列みたいなオブジェクトですが配列ほどには便利ではありません。レストパラメータは配列ですからそれなりに便利。
  • arguments は第一引数からすべてを保持しています、レストパラメータは宣言位置以降の値を保持します。
  • arguments はアロー関数では使用できませんがレストパラメータは使用可能(もちろん通常の function でもOK)。
  • argumentsはローカル変数ですが、ローカル関数の内部からはアクセスできません(ローカル関数自身のargumentsに置き換わります)。
  • レストパラメータはスプレッド構文と組み合わせることで可変長引数に名前を付けられます。

古いからといって間違いではありませんから、既存の動作しているコードを変更する必要などはありません (もしも変更するならば、ユニットテストを用意して取り掛かりましょう)。

しかし今から書くコードは(arguments に限らず)できるかぎり最新の手法を使うべきですね。